群馬県における絹の生産の歴史は古く、天平勝宝4年(西暦752年)、群馬県から朝廷に「あしぎぬ」が献納されたと記載されており、今も東大寺正倉院に御物として保存されています。
以降、群馬の蚕糸業は1200年以上の歴史を有しており、永い伝統と確かな技術をもとに大きく発展してきました。明治5年の官営「富岡製糸場」の設置以降は、日本の経済基盤をも支え、近代国家としての発展に大きく貢献しました。
現在、群馬県の繭生産量は全国の4割、生糸は6割を占めており、日本一の蚕糸県として確固たる地位を維持しています。
農家でのきめ細かな蚕の飼育と、高度な製糸の技術は、しなやかさと光沢に優れ、風合いと気品をあわせ持つ高級生糸「ぐんまシルク」を生みだしており、絹織物素材として海外でも高く評価されています。
また、群馬県では、ぐんまオリジナル蚕品種を使った生糸、絹製品に対し、「ぐんまシルク」の認定が行われています。
「ぐんまシルク」として認定された生糸、絹製品には認証マークを発行し、消費者に対し製品の産地を保証をするとともに、「ぐんまシルク」のブランド化を進め、市場での競争力の向上を図っています。
私達の取り扱っているぐんまシルクの商品も、ぐんまシルクを100%使用している製品については、この認証マークを貼付して販売しています。
上州絹屋シリーズで使用している【ぐんま200】について
「ぐんま200」は、群馬県で開発されたオリジ ナル蚕品種の繭を使った「ぐんまシルク」の一つです。群馬県蚕業試験場で平成5年に開発されたもので、節が少なく白度が極めて高いという特徴をもっているため、薄い色を染める時、鮮明に染まるという特性を有しています。
この商品にも貼られている認証マークは、群馬県が「ぐんまシルク」として認定された生糸、絹製品に発行しているもので、これにより、消費者に対し製品の産地を保証をするとともに、「ぐんまシルク」のブランド化を進め、市場での競争力の向上を図っています。
「ぐんまシルク」認定に関する詳しいことについてはこちら
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